性格が重い彼氏の心理と付き合い方・別れ方

彼氏が重くて疲れてきた。

　

性格が重い彼氏と付き合ていると、
どうしても彼女が一方的に辛い思いをしてしまう傾向があります。

　

なぜなら、彼氏は彼女で心のすき間を埋めているからです。

　

そんな重い彼氏と付き合いを続けるときも、別れるときも、
彼氏の気持ちを理解することが大切です。

　

ここでは性格が重い彼氏の心理をはじめ、
上手く付き合う方法や、別れる方法をご紹介します。

　

重いと感じてしまう彼氏の特徴

　

「彼氏を重いと感じる自分はおかしいのかな？」

　

彼氏の重い言動に対して、
自分の感じ方を疑ってしまう女性は多いのではないでしょうか。

　

もし、次に挙げるような言動を彼氏がしていたら、
重いと感じる感覚は一般的です。

　

＜重い彼氏の特徴＞

　

彼氏を重いと感じる女性は、
上記の中で複数当てはまることがあるはずです。

　

その状態なら、彼氏を重いと感じるのは、普通かもしれません。

　

また、もし仮に上記に挙げた彼氏の言動と当てはまらなくても、
彼氏が重いと感じるのであれば、自分の感じ方を否定する必要はありません。

　

なぜなら、感じ方は人それぞれ違うので、
正解・不正解という2択で考えるものではないからです。

　

そのため、次以降でご紹介する内容は、
上記の例に当てはまる場合でも、そうでない場合でも、
参考にして頂けるはずです。

　

彼女が彼氏を重いと感じる理由

　

彼女に重いと思われる男性は、
自己評価が低いことが原因として考えられます。

　

自己評価とは、自分で自分を認めることを意味します。

　

自己評価が低い男性は、成長する過程で他者と競い合ってきましたが、
負け続けたり、いじめられたりしたことで、
自分で自分を認められなくなっています。

　

自分を認められないのは仕方がないことですが、
男性には狩猟時代にみにつけた競争本能があるため、
誰かに勝つことや、上の立場になることで安心する傾向があります。

　

そのため、自分で自分を認められない人は、
心のすき間を誰かに埋めてもらう必要があります。

　

心のすき間を埋めてもらうのに最適なのが、彼女です。

　

なぜなら、多くの女性は相手に共感する優しさを持っているため、
彼氏のわがままを聞き入れてくれるからです。

　

例えば、彼氏と喧嘩になったり、彼氏の機嫌が悪くなったりするのが嫌で、
我慢する女性は多いと思います。

　

その行為が、彼氏の心のすき間（人の上に立ちたいという気持ち）を満たしているので、
彼氏は、安心することができます。

　

しかし、彼女からしたら、
たまったものではありませんよね。

　

なぜなら、彼氏の愛情表現や束縛すらも、
結局は彼氏が自分の心のすき間を埋めるためにしているからです。

　

彼氏が「彼女のため」と言うのも、
結局は彼氏自身のためなので、
彼女は一方的に色々と押し付けられるので、重く感じてしまいます。

　

男女の考え方の違いが彼氏を重く感じさせることもある

　

彼氏を重いと感じるとき、
男性と女性の違いが関係している場合もあります。

　

例えば、付き合って直ぐに「結婚」について口にする彼氏がいますよね。

　

女性の傾向として、結婚など、現実的なことに対しては、
慎重に考える傾向があります。

　

なぜなら、女性は1度に複数のことを考えられるからです。

　

結婚をするとなると、家事や近所づきあい、
子育て、相手の両親との関係を築くことなど、
色々なことに考えが回ります。

　

そのため、特に年代が低い場合には、
お互いのことがわかってきて、
安心できないと、真剣に結婚について考える人は少ないはずです。

　

しかし男性は、1度に1つのことしか考えられないので、
「結婚」というときは、家事や子育て、近所付き合いのことを考えられていません。

　

ただ彼女とずっと一緒にいたいという思いだけで、
「結婚したいね」などと軽々しく言ってしまいます。

　

そんな彼氏に重く感じてしまうかもしれませんが、
「結婚」という言葉を何度も口にする以外、
最初に挙げた重い彼氏の特徴に当てはまらなければ、
「結婚に対する意味合いが違うんだな」
と考え方を変えるだけで、気楽な気持ちで付き合っていけるはずです。

　

重い彼氏との付き合い方

　

重い彼氏に我慢したり、合わせたりする付き合い方は、
とてもしんどいですよね。

　

「しんどけど好きだから別れたくない」という場合、
付き合い方を変える必要があります。

　

そこで、重い彼氏と上手く付き合っていく方法をご紹介します。

　

彼氏に自信をつけさせる

　

重い彼氏は、自己評価が低いことが原因だとお伝えしました。

　

自己評価が低いことは、自信がないことでもあります。

　

そのため、彼氏に自信をつけさせることが、
上手く付き合っていくときのポイントになります。

　

「彼氏に「寂しい」と言われたときの対処法」でもご紹介していますが、
最終的には、彼氏が自分で自分の良さに気づけなければ、
自信はついていきません。

　

彼氏が自信を持てなければ、
いつになっても彼女に心のすき間を埋めてもらうことになります。

　

そのため、重い彼氏と喧嘩や口論などで衝突するときは、
彼氏の良さを教えてあげてみて下さいね。

　

例えば、愛情表現がしつこい彼氏には、
「いつもありがとう。人を大切に思える心がある○○君はすごいね。もっと自信を持って良いんだよ」
などと、彼氏が自分を認められる方向に誘導してあげてください。

　

また、ちょっとしたことでも、
「○○君はすごいね！□□ができるなんてすごいよ！」
と彼氏に自信を持たせてあげます。

　

時間はかかるかもしれませんが、
彼氏が自分で自分を受け入れられるようになれば、
彼氏とお互いに自立した関係が築けるはずです。

　

ちなみに、僕も元々は少し重い彼氏でした。

　

妻と付き合い始めた頃は、
ネガティブですぐに振られる不安を抱え、
毎週凝りもせずに会いに行っており、
ときどき怒られていました。

　

しかし妻は、僕の良い面をみつけて何度も褒めてくれました。

　

そのお陰で自信が付き、
気づいたら良い意味でお互いに自立して付き合えるようになりました。

　

そのため、もし重い彼氏との付き合いを続けていくときは、
彼氏に自分自身の良さを気づかせることがポイントです。

　

彼氏が重く感じるときの気持ちの伝え方

　

彼氏の言動が重いと、
どうしても我慢できなくなることがありますよね。

　

しかし、重い彼氏に限って、何か言うと怒ったり、すねたり、必要以上に落ち込んだりして、
話し合いにならないことがありますよね。

　

重い彼氏がこのような態度をとってしまうのは、
彼女に責められることから自分を守るためです。

　

男性には競争本能があることをお伝えしましたが、
責められることは、男性にとって弱者を意味するので、
その状況を避けようとします。

　

そのため、怒ったり、すねたり、落ち込んだりして、
自分を守っています。

　

そんな彼氏に、
やめて欲しい言動を伝えるときは、
彼氏に「責めている訳ではない」ということをわかってもらう必要があります。

　

そこでおすすめなのが、
最初にその旨を伝えることです。

　

例えば、束縛が激しい彼氏に、
やめて欲しいことを伝えるときは、
最初にこのように言います。

　

　

彼氏は、このように最初に言われれば身構えずに済むので、
冷静に聞くことができるはずです。

　

その後は、彼氏に自身の良さを気づかせるような伝え方で、
束縛をやめてもらう方向に話を進めます。

　

例えば、こんな感じです。

　

　

このような感じで、彼氏の自信につながる言い方をすれば、
最初は上手くいかなくても、
長期的に見れば、彼氏も変わっていってくれるはずです。

　

我慢して彼氏に合わせるのは自分も彼氏も苦しめるだけ

　

最初の「彼女が彼氏を重いと感じる理由」でも触れましたが、
彼氏との喧嘩を避けたり、彼氏の機嫌を損ねないために我慢したりすることは、
彼氏の心のすき間を埋めているだけです。

　

その状態では、
彼氏は一生変われません。

　

むしろ、彼氏の重さがエスカレートして、
モラハラやDVに繋がることもあります。

　

本当に、彼氏との付き合い方を良くしていきたいのなら、
あなたのためにも彼氏のためにも、
我慢や機嫌を伺うことをやめることが必須です。

　

そして、これまで我慢や機嫌取りに使っていた気力を、
「いかに彼氏に自信をつけてもらうか」に向ける必要があります。

　

だからこそ、我慢や機嫌取りは今すぐやめて、
あなた自身も自分の気持ちに素直になり、
先ほどご紹介した伝え方を意識しながら、
彼氏に気持ちを伝えてみてくださいね。

　

別れを判断するポイントは、彼氏が話し合いをできるかどうか

　

ここまでで、重い彼氏と付き合うポイントをご紹介しましたが、
中には別れようか迷っている方もいるはずです。

　

彼氏と別れるか迷っているときに、
判断する基準としておすすめなのが、
彼氏が話し合いに応じられるかどうかです。

　

というのも、どれだけ彼氏の自己評価の低さを考慮して接しても、
少しでも否定的なニュアンスを感じ取れば、
一瞬で話し合いを避ける男性もいるからです。

　

このようにどれだけ彼女が彼氏のことを考えても、
自分のことしか考えられない男性なら、
誰が相手でも上手くいきません。

　

その場合の対処は、専門のカウンセリングなど、
プロの領域になってしまいます。

　

そのため、彼氏と話し合いをしようとしても、
すぐに怒ったり、すねたり、必要以上に落ち込んで会話にならないときは、
別れを選ぶことがおすすめです。

　

重い彼氏と別れる方法

　

自己評価が低い彼氏は、
彼女の情に訴えて、別れさせないように予防線を張る人が多いですよね。

　

これが女性には効果的です。

　

なぜなら、彼氏が可哀そうに感じたり、責任を感じたりして、
別れを言い出せなくなったり、
仮に別れを伝えても、情に流されて別れらなくなってしまうからです。

　

このようになってしまうのは、体のホルモンの働きが関係しています。

　

彼氏が可哀そうに感じるとき、
体内ではオキシトシンというホルモンが増えます。

　

オキシトシンは、相手に愛情を感じるホルモンなので、
可哀そうな彼氏に母性本能が刺激されてしまい、
別れられなくなってしまいます。

　

そのため、別れを告げるときは、
覚悟を決めて、冷静になり、何があっても別れる姿勢を変えないことが大切です。

　

重い彼氏は、彼女に別れを告げられると、
表面上は謝って、「直すから別れないで」とお願いしてきます。

　

それでも、彼女が「別れる」と言うと、
怒って彼女を責めて、言うことを聞かせようとしたり、
「もう生きていけない」などと脅すことで彼女に言うことを聞かせようとしたりします。

　

それでも、冷静に断れば大丈夫です。

　

もし仮に本当に彼氏が生きていけなくなっても、
それは彼女のせいではなく、100％彼氏自身のせいです。

　

なぜなら心理療法では、
出来事に対してどう思うかは「考え方」によって決まると言われているので、
彼氏が振られてからどうなるかは、
彼氏が振られたことに対してどう考えるかで決まるからです。

　

彼女に振られるという出来事に対して、
彼女に無理やり言うことを聞かせようとする選択もありますが、
自分の行動を反省するという選択もあります。

　

どちらを選ぶかは、彼氏次第なので、
彼女が彼氏の選択を決めることはできませんよね。

　

だからこそ、何を言われても冷静に対応すれば大丈夫です。

　

以上を踏まえて、重い彼氏はどこまでいっても自分のことしか考えていないので、
嫌になったら、素直に別れを告げて、
別れたらお互いのために連絡手段をブロックしてあげましょう。

　

そうすれば、彼氏も諦めがつきやすくなるはずです。

　

とはいえ、ここでご紹介したほど自分勝手な重い彼氏は、
そこまで多くはないので、「もう無理だから別れたい」と伝えれば、
素直にわかってくれる彼氏もいるはずです。

　

別れてから彼氏が恋しくなっても復縁はおすすめしない

　

彼氏と別れたら、
最初は束縛や重たい愛から解放されてホッとするかもしれません。

　

しかし、彼氏に少しでも気持ちが残っていると、
彼氏との楽しい思い出を振り返り、寂しくなることがあるかもしれません。

　

それに、そんなタイミングで彼氏から復縁を迫る連絡が来ることもあります。

　

しかし、彼氏はそんなすぐには変わりません。

　

ヨリを戻しても、また同じ状況になるだけです。

　

世の中には、重い男性と別れられず我慢し続けて結婚してしまい、
モラハラやDVにまで発展しているのに、
子どもができたことで、別れられない方もいます。

　

そうなれば、あなただけでなく、
子どもやあなたを大事にする家族、友達も辛くなってしまいます。

　

そのため、一度別れたら、復縁という選択肢を捨てるためにも、
連絡手段を断つことがおすすめです。

　

もし彼氏との楽しい記憶を思い出して寂しくなることがあったら、
自分で自分に優しくしてあげてください。

　

　

こうやって自分で自分の心を癒してあげると、
自然に気持ちを切り替えられるはずです。

　

まとめ

　

彼氏が思いたいのは、自己評価が低いからです。

　

重い彼氏と上手く付き合っていきたいときは、
彼氏に自信をつけてもらうことが大切です。

　

しかし、彼女の話に全く耳を傾けられない彼氏の場合は、
彼女では手におえないので、別れを選ぶことをおすすめします。

　

彼氏と別れるときは、
情に流されないように、固い決意を持ってのぞみ、
別れたら連絡手段を断つことも、ときには必要です。

　

別れてから寂しくなったら、復縁をするよりも、
自分で自分の気持ちを癒してあげることで、
気持ちが軽くなっていくはずです。

　

参考

齊藤勇、面白いほどよくわかる! 「男」がわかる心理学、西東社、2013/3/15

佐々木 圭一、伝え方が9割、ダイヤモンド社、2013/3/1

アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ、話を聞かない男、地図が読めない女、主婦の友社、2002/9/1

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