彼氏に「寂しい」と言われたときの対処法

はじめは、「寂しい」と言われて可愛く思えたのに、
今では重く感じてしまう……。

　

男性が弱さを見せることは少ないので、
はじめは可愛いと思えても、
ずっと「寂しい」と言われると、重く感じてしまいますよね。

　

しかし、彼氏が「寂しい」という心理を知れば、
対処法がわかるので、彼氏との関係をより良くすることができます。

　

そこで、この記事では、
「寂しい」と言う彼氏の心理と、いろいろな状況毎の対処法をご紹介します。

　

「寂しい」という彼氏の心理と特徴

　

人は、相手との「つながり」を感じられないと寂しくなります。

　

彼氏が寂しがるのは、彼女との「つながり」を感じられないからです。

　

なぜ彼女とのつながりを感じられないのかと言うと、
彼氏の自己評価が低いからです。

　

自己評価が低いとは、一般的には「自信がないこと」とイコールです。

　

自信がないので、彼女との「つながり」を信じられず寂しくなってしまいます。

　

自信がない男性は、
成長する中で自分の思うようにはいかない人生を経験している可能性があります。

　

なぜなら、男性には競争本能があり、
些細な事でも勝つことが正義なので、
弱音を吐くことを避ける傾向があるからです。

　

しかし、過去にいじめられた経験があったり、
強いコンプレックスを持っていたりすると、
競うことを避けるようになります。

　

実際、僕もひどいアトピー性皮膚炎で顔の皮膚が剥がれ落ちるほどで、
思春期からずっとコンプレックスを抱えており、
いつも人と関わること（競争）を避けていました。

　

女性からしたら、競争を避けること自体どうでも良いことかもしれませんが、
競争本能をもつ男性は、逃げる自分に自信を持てなくなってしまいます。

　

自信がなくなれば、自信をどこかで補う必要があります。

　

それをしやすいのが、彼女です。

　

優しい女性は多いので、
彼女を思い通りにすることで、自信のなさを埋めています。

　

例えば、彼氏にこれらのような行動が見られませんか？

　

　

これらの行動は、
自信のなさの裏返しであり、
彼女を思い通りにすることで、心のすき間を埋めています。

　

昔の僕もこれらの行動に思い当たる節があるので、
寂しがり屋の彼氏の気持ちはよくわかります。

　

しかし、彼氏が「寂しい」というのは、
あくまでも自信のなさから彼女との「つながり」を信じられないことが原因です。

　

この点を踏まえて、そんな彼氏への対処法を、次にご紹介します。

　

彼氏に「寂しい」と言われたときの対処法

　

彼氏に「会えなくて寂しい」と言われても、
物理的に会えないからどうしようもできないため、
悩むことがありますよね。

　

他にも、愛情表現が苦手な彼女なら、
「好きと言ってほしい」とお願いされると
負担に感じることがあるかもしれません。

　

彼氏に「寂しい」と言われる女性の多くは、
前向きで自信がある方が多いので、
どうしても彼氏の寂しさを理解することが難しい場合もあります。

　

それでも、ここでご紹介する方法を表面的にでも実践することで、
少しずつ彼氏に自信をつけてもらえれば、
「寂しい」と言う彼氏に自信を持ってもらうこともできます。

　

「会えなくて寂しい」と言われたときの返し方

　

「寂しい」という彼氏への基本的な対処法は、
彼氏の気持ちを認め、その次に彼氏を褒めること。

　

なぜなら、彼氏の気持ちを受け入れるだけでは、
彼女に依存してしまうので、
彼氏が自立できるように、
彼氏に自分の良さに気づいてもらうことが大切だからです。

　

そのため、彼氏に「会えなくて寂しい」と言われたら、
次のように返すと、彼氏も気持ちを切り替えやすくなるはずです。

　

　

このように、彼氏に自分の良さに気づかせることで、
徐々に彼氏は自立していくはずです。

　

彼氏に「寂しい」と言われたらできるだけ毎日連絡をする

　

彼氏に「会えなくて寂しい」と言われると、
彼氏に連絡する頻度で悩む方もいるはずです。

　

このように悩む女性の場合、
彼氏と毎日連絡しなくても良い方が多いと思いますが、
出来る限り毎日彼氏に連絡することがおすすめです。

　

ただし、1日に何通も送る必要はありません。

　

彼氏は、あくまでも彼女との「つながり」を持ちたいだけなので、
内容はそこまで重要ではありません。

　

しかし出来ることなら、
ここでも彼氏に自分の良さに気づいてもらえる内容にすることがおすすめです。

　

そのために、彼氏が送ってきた内容に対して、
少し頭をひねって、「彼氏の良さは何だろうか？」と考えてみてください。

　

もし思いつかなければ、
彼氏の話に「オウム返し+α」の内容の返信や、
「おはよう」「おやすみ」という内容でも構いません。

　

ですが、無理のない範囲でできるだけ、
彼氏に自信を持たせる返信を意識してみてくださいね。

　

寂しがる彼氏の期待に応えられることは応える

　

「寂しい」という彼氏の中には、会えないことだけでなく、

など、彼女からしたら些細なことに寂しさを感じる彼氏もいます。

　

そんな彼氏の寂しさに応えられるなら、
できるだけ応えてあげてみてください。

　

無理をする必要はありませんが、
応えてあげた上で、彼氏を褒めることを言い続ければ、
彼氏は愛を確認しなくて済むほど、自信を持つことができるはずです。

　

例えば、彼氏に「好きと言って欲しい」と言われたときは、
ちょっと大げさにハグをしながら「好きだよ」と言って、
その後に、「○○君は、優しくて凄いんだから、自信を持って」
と言ってみてください。

　

それだけでも、彼氏が変わるきっかけになるはずです。

　

彼氏の寂しさに応えられないときは自尊心を刺激する

　

彼氏に「寂しい」と言われても、
どうしても応えられないこともありますよね。

　

その時は、ストレートに断ると彼氏の機嫌を損ねてしまう可能性があるので、
彼氏の自尊心を刺激することで、
彼氏の期待に応えなくても、機嫌を損ねずに済むことができます。

　

例えば、彼氏に「自分からキスをしてほしい」と言われたけど、
恥ずかしくて出来ないときは、次のように言ってみて下さい。

　

　

そうすることで、
彼氏は、断られたショックよりも、
感謝されたことへの優越感に気持ちが向きやすくなるので、
機嫌を損ねずに済むはずです。

　

寂しがり屋の彼氏にはお揃いのものを買う

　

最初に、人は「つながり」を感じられないから寂しくなることをご紹介しました。

　

この性質を考えれば、「つながり」を感じられるものがあれば、
寂しくならずに済むということです。

　

そこで、おすすめなのが、
彼氏とお揃いのものを持つことです。

　

そうすれば、彼氏は彼女との「つながり」を感じやくなるので、
「寂しい」と言う機会も減ってくるはずです。

　

お揃いにするのは、

など何でも良いですが、2人で決める方がより気持ちが入るので、おすすめです。

　

ただし、何かをお揃いにすることは一時的なものなので、
依然として彼氏に自信をつけてもらう必要があります。

　

そのため、彼氏に自分の良さに気づいてもらうことも、
日頃から意識してみて下さいね。

　

彼氏の話が重いときは聞き方を変える

　

寂しがり屋の彼氏は、
自信がないので、少しのことでネガティブになりがちです。

　

そんな彼氏のネガティブな話を聞いていると、
重く感じてしまう女性も多いのではないでしょうか。

　

彼氏のネガティブな話は、
聞き方を変えることで負担なく聞くことができます。

　

その方法としてオススメなのが、
AH（アティテューディナル　ヒーリング）の聴き方です。

　

このAHの聴き方は、精神科医（慶応義塾大学医学部非常勤講師）の
水島広子先生が実際のカウンセリングで使っている方法です。

　

カウンセラーが患者さんの辛い話を1日中聞いても、
心が苦しくならない方法なので、
彼氏のネガティブな話を聞くときも効果的です。

　

具体的な方法は、とても簡単です。

　

彼氏の話を聞くときに、次の３つを意識するだけです。

　

例えば、彼氏のネガティブな話を聞いているときに、
頭の中で「またこの話か……」などと考えてしまうことがありますよね。

　

このときに、「またこの話か……」が嫌な気持ちを生み出す種となっています。

　

そのため、「またこの話か……」と思ったら、
頭の中で端っこに移して、
頭の中を空っぽにした状態で彼氏を受け入れるつもりで話を聞きます。

　

これをするだけで話を聞くときの心の余裕が違います。

　

僕も妻の愚痴を聞くときに活用していて、
妻の機嫌がすぐに良くなるので、
お互いにとってメリットがある方法です。

　

もっと詳しい方法は、こちらの記事で紹介しているので、
気になる方は、参考にしてみてくださいね。

彼女の話を聞くのが疲れたなら、彼女とあなたを「同時に癒す聴き方」を！

　

寂しがり屋の彼氏と付き合うときのポイント

　

彼氏があまりにも寂しがり屋で重く感じてくると、
別れを考えるかもしれません。

　

しかし、もしまだ好きな気持ちがあるのなら、
少し踏みとどまってみてはどうでしょうか？

　

なぜなら、ここでご紹介したように、
彼氏は自信がないから彼女との「つながり」を信じらず寂しいだけです。

　

つまり、彼氏の自尊心を刺激するなど、
彼氏の扱い方がわかってしまえば、とても単純です。

　

この記事でご紹介している方法を参考にして、
彼氏に自信を持たせる伝え方を色々試してみてください。

　

それで、もし上手くいかなかったなら、
そのときに別れることを選択しても、
決して遅くはないはずです。

　

まとめ

　

彼氏が寂しさを感じるのは、彼女との「つながり」を感じられないからです。

　

「つながり」を感じられないのは、彼氏に自信がないからです。

　

自信がない彼氏は、心のすき間を埋めるために
彼女を思い通りにしようとすることがあるかもしれません。

　

しかし、できるだけその気持ちに応えながら、
彼氏が自分の良さに気づける言葉を伝えることで、
彼氏に自信を取り戻してもらえるはずです。

　

そうなれば、お互いに無理をしない、
心地よい関係にもなれるはずです。

　

参考

大森篤志、大人女子のための さみしさくんのトリセツ、飛鳥新社、2018/3/29

齊藤勇、面白いほどよくわかる! 「男」がわかる心理学、西東社、2013/3/15

佐々木 圭一、伝え方が9割、ダイヤモンド社、2013/3/1

細川 貂々 (著)、水島 広子 (著)、やっぱり、それでいい。: 人の話を聞くストレスが自分の癒しに変わる方法、創元社、2018/11/8

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