優しさを感じられるのに、
ときどき彼氏の気持ちや考えていることがよくわからない。
このような感覚は、多くの女性が持っているはずです。
しかし多くの方が、男性と女性の違いを知らないため、
彼氏が自分の予想外の言動をすると戸惑ってしまいます。
そこでこの記事では、男女の違いの観点から、
彼女が彼氏の気持ちや考えをわからなくなってしまう状況とその理由をご紹介します。
彼氏の気持ちや考えがわからないのは男女の違い

彼氏の気持ちや考えがわからないことは、自然なことです。
なぜなら、男性と女性では、脳や体の機能をはじめ、
成長する過程で世の中から求められることが違うからです。
しかし、男女ではこれほどの違いがあるにも関わらず、
多くの人が、恋人を自分の価値観で判断してしまいます。
自分の価値観で相手を判断しているときは、
心理学で言う「認知のゆがみ」が起きている状態なので、
余計に彼氏のことがよくわからなくなってしまいます。
そのため以降では、認知のゆがみを解消するために、
人や男性特有の心理をご紹介してから、
いろいろな状況について解説してきます。
彼氏の気持ちや考えがよくわからないときに知っておきたい3つの心理

彼氏の気持ちがわからないときに知っておいて欲しい心理や思考が3つあります。
僕が多くの男女の悩みを知ってきた中で、
この3つの心理や思考が影響して関係が上手くいっていないカップルはかなり多いです。
そのため、あなたもこれらの心理をベースに彼氏の気持ちを考えることで、
多くのすれ違いを解消できるはずです。
自己評価の低さ
自己評価とは、自分で自分を認めることで、
自己評価が低い人は、自分を認められないことを意味します。
男性でも女性でも自己評価が低い人は、
成長する過程で周りから否定されたり、
誰にも認めてもらえなかったりした傾向があり、
認められることを強く求めます。
その結果、恋人に依存するようになるため、
関係が上手くいかないことがあります。
競争本能
男性には、狩猟時代からの習慣である競争本能があると考えられています。
競争本能があることで、
彼女との関係を上下関係で考えたり、
彼女より上の立場になったりしようとします。
その結果、人間関係を対等で考える彼女との相性が良くないので、
関係が上手くいかないことがあります。
目的思考
女性の脳は、感情領域と他の機能とが連携しているため、
感情が思考に影響します。
しかし男性の脳は、感情領域と他の機能が分かれているため、
理屈だけで考えます。
その結果、男性は目的を持ち、それを効率よく達成しようとします。
この目的思考が、女性の考え方と違うので、
関係が上手くいかないことがあります。
彼氏の気持ちや考えがわからなくなる9つの状況と彼氏の心理

「自己評価の低さ」「競争本能」「目的思考」について知っていただけたところで、
これらがどんな場面で影響するのかを次にご紹介します。
今のあなたが悩んでいる状況に当てはまるケースがない場合は、
似たケースを参考にして頂ければ、
きっと彼氏の気持ちに近づけるはずです。
彼女はダメで自分は良いという彼氏
彼女の行動は制限することがあるのに、
自分はその行動をする彼氏がいます。
例えば、次のような場合です。
- 彼女には男友達と遊ぶことを禁じるのに、自分は女友達と遊ぶ
- 彼女には好きな俳優の話をさせないのに、自分は好きな女優の話をする
- 彼女には友達と遊ばせないのに、自分は友達と遊びに行く
このような男性心理には、「自己評価の低さ」と「競争本能」が関係しています。
彼氏は、自分で自分を認められないので、
これらのように彼女を支配して自分が上の立場であることを確認することで、
自分を認めることができています。
だからこそ、彼女を支配するような言動をしてしまいます。
このような彼氏と付き合っている方は、
コチラの記事も参考にしてみてくださいね。
付き合って長くなるのにキスをしてこない
彼氏と付き合う期間が3カ月や半年になっても、
手をつなぐだけで、キスやセックスをしてこない彼氏がいます。
このような男性は、自己評価が低い可能性があります。
自己評価が低いと他人から認められることを求めるため、
失敗することを極端に恐れるので、自信が持てません。
そのため、彼女から拒絶されるリスクを恐れて、
キスやセックスに踏み出すことができません。
彼女との関係にネガティブになることを言うのに別れたくはない
彼氏から告白してきたのに、
彼女との関係にネガティブなことを言う彼氏がいます。
例えば、次のようなこと。
- 君を幸せにできるかわからない
- 他にもっといい人がいるよ
- 他の男と遊んできていいよ
- 僕なんか好きになって大変だね
- どうせ俺なんて捨てられるよ
このような彼氏も自己評価が低い可能性があります。
自己評価が低いと、
自分で自分を認めてもらえないので、
あえてネガティブなことを言い、
それを彼女に否定してもらうことで、
自分を認められることがあります。
そのため、自己否定や彼女の気持ちを否定するようなことを言ってしまいます。
このような男性と付き合っている方は、
コチラの記事を参考にしてみてくださいね。
時々彼氏が寄り添ってくれないと感じる
いつも優しいのに、ときどき彼氏の言葉が冷たく感じて不安になることがありますよね。
例えば、彼氏に悩みを相談したのに、
そっけなくアドバイスされたり、
彼氏の機嫌が悪くなったりすることがあります。
このような場合は、「競争本能」が関係しています。
競争本能が強い男性は、
彼女に敵対意識を持ってしまうので、
寄り添うことができなくなります。
そのため、彼女が悩みを相談したり、不安を打ち明けたりしても、
彼女の気持ちに寄り添わずに、冷たい言い方をしてしまいます。
彼氏が冷たいと感じる方は、
こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
彼氏の言うことが矛盾している
彼氏が自分に都合の良いことばかり言うときは、
矛盾していることがありますよね。
例えば、忙しいときに寂しがってほしいと言いながら、
いざ「欲しい」と伝えると「仕方がないだろ」という彼氏。
このような場合は、「競争本能」が関係していると考えられます。
競争本能が強い男性は、
少しでも自分の立場を有利にするために、基本的に自分の意思を最優先します。
その結果、その時々によって彼氏にとって都合が良い状態は変わるので、
彼女に言うことが矛盾してしまうことがあります。
彼氏が尽くしすぎてくれるのに不安そう
すごく優しい彼氏なのに、どこか自信がない彼氏がいます。
例えば、自分を犠牲にしてまで彼女を最優先にしているのに、
彼女との別れを不安に思う発言をする彼氏。
このような男性は、自己評価が低い可能性があります。
自己評価が低いと、
彼女に認めてもらおうとして何でも彼女に尽くしますが、
それは、彼女に振られる不安の裏返しでもあります。
このように自分を認められないせいで、
彼女に認めてもらうことを求めすぎるあまり、
彼女に振られる不安が大きくなりすぎて、
その裏返しで彼女に過剰に尽くしすぎてしまいます。
からかったり不安にさせたりするのに、寂しがるときがあり別れようとしない
冗談で彼女をからかったり、不安にさせたりすることを言うのに、
彼女がそっけなくすると寂しがったり、
彼女と絶対に別れたくないと言ったりする彼氏がいます。
このような彼氏の心理には、「自己評価の低さ」と「競争本能」が関係しています。
自己評価が低い彼氏は、ありのままの自分を認められませんが、
彼女より上の立場になった自分なら認めることができます。
そのため、彼女をからかったり、不安にさせたりすることで、
彼女を支配している自分を受け入れることができています。
しかし、これは彼女への依存でもあるため、
彼女がそっけない態度をしたり、別れようとしたりすると、
すぐに不安になり彼女にすがりつきます。
元カレのことで機嫌が悪くなる
彼女の元カレについて、異様に敵対心を持ち、
そのことで彼女を責める彼氏がいますよね。
このような彼氏にも、「自己評価の低さ」と「競争本能」が関係しています。
自己評価が低い彼氏は、ここまででご紹介したように、
彼女を支配する傾向があります。
そのため、自分の影響力が届かない彼女を受け入れることができません。
しかも、競争本能があるので元カレは「敵」です。
だからこそ、敵である元カレに先を越されたことが許せず、
彼女を責めてしまいます。
付き合ってから態度が変わる
付き合ってから態度が変わる彼氏に悩まされる彼女は多くいます。
付き合う前は優しかった彼氏が、
付き合ったり、セックスをしたりしてから急に冷たくなることがありますよね。
このような彼氏には、「目的思考」が関係しています。
彼女と付き合ってから態度が冷たくなるのは、
「彼女と付き合うこと」を目的としているからです。
彼氏はあくまで、付き合うという目的を達成するための最善策として、
彼女に寄り添ったり、優しくしたりします。
だからこそ、目的を達成してしまえば、
寄り添ったり、優しくしたりする必要はないと考えるので、
彼氏の態度が変わって(正確には元に戻って)しまいます。
もし彼氏の態度が変わり戸惑っている方は、
こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
かまってくれない彼氏との「付き合い方」とスッキリ「別れる方法」
まとめ
彼氏がよくわからないときは、男女の違いが関係していることが多々あります。
そのようなときに自分の価値観で考えても、
余計に苦しくなってしまいます。
もし彼氏の気持ちや考えがわからなくなったときは、
「自己評価の低さ」「競争本能」「目的思考」をベースに考えれば、
彼氏の気持ちが見えてくるはずです。
参考
齊藤勇、面白いほどよくわかる! 「女」がわかる心理学、西東社、2013/12/27
齊藤勇、面白いほどよくわかる! 「男」がわかる心理学、西東社、2013/3/15
アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ、話を聞かない男、地図が読めない女、主婦の友社、2002/9/1
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