- 彼女のことは好きだけどいつも似たような悩みを聞くのに疲れてしまった
- ネガティブで愚痴ばかりの彼女の話を聞くのが嫌になった
- せっかく彼女の相談にのってアドバイスしたのに否定された
このような彼女の話を聞くことに疲れてしまった方のための解決方法を紹介します。
この記事を書いているのは、管理人のスグルです。
僕は彼女と約6年間の付き合いの中で、数え切れないほどの喧嘩と、1度の別れ&復縁を経験をしました。
そんな僕が彼女と付き合う中で、もっとも苦労したのが会話です。
何気ない日常の会話から、悩みを聞くときまで、男友達と同じように話しているのに、なぜかうまくいかない。
相手のことを思って聞けば聞くほど疲れてしまい、話を聞くのが嫌になってしまうこともありました。
このように彼女の話しの聞き方で悩み、解決方法を探してたどり着いたのが、ここで紹介する方法です。
あなたもこの方法を知り、実践して頂ければ、彼女の話をどれだけ聞いても疲れることがなくなります。
そして、今は信じられないかもしれませんが、彼女の話を聞くことで、あなたも彼女も癒されてしまうんです。
この記事では、
- 彼女の話を聞いて疲れる理由
- 彼女の話を聞いても疲れないAH(アティテューディナル ヒーリング)の聴き方
- AHを日常に応用して彼女と幸せな関係を築く方法
を紹介します。
彼女の話を聞くのが疲れる理由
あなたは、なぜ彼女を話を聞くことが疲れるのか考えたことがありますか?
もしかすると、いつまでも変わらない彼女がいけない、自分のメンタルが弱いのがいけない、と思うかもしれません。
たしかに、それらも原因かもしれません。
けれど、あなたが疲れる理由はもっと単純で、あなたが彼女のためになると思っている聞き方が正しくないから疲れてしまうんです。
例えば、彼女のためを思った聞き方として、
- 彼女にアドバイスをしようとする
- 彼女の問題を解決しようとする
- 彼女が正しいか判断しようとする
- 彼女を変えようとする
- 彼女の話を決めつけている
- 彼女の立場になろうとする
- マイナスの感情を受け止めようとする
ことがありますよね。
このような聞き方をしているから、あなたは疲れてしまうんです。
おそらく、そんな訳ない!と思う方もいると思うので、具体例を簡単に紹介します。
彼女の話を聴きながら頭の中で考えごとをしているときは疲れる
あなたは彼女の話を聞くときに、次のようなことを考えてしませんか?
- 彼女にアドバイスをしようとする
- 彼女の問題を解決しようとする
- 彼女が正しいか判断しようとする
- 彼女を変えようとする
- 彼女の話を決めつけている
このようなときは、彼女の話を聞いていると思っていても、実はあなたの頭の中では自分の考えを整理したり、彼女に何を言おうかと考えているんです。
例:彼女の話を聞きながら、「アドバイスや問題解決をしようとするとき」
彼女が「今日も仕事で〇〇さんに嫌なこと言われたから、もう嫌になっちゃった」と言うと、あなたは彼女のために色んな案を考えると思います。
このとき、あなたの頭の中では、彼女の話を聞きながら、彼女の状況を分析・整理して案を導きだしていますよね。
実は、聞きながら、考えて、案を導き出すというのは、同時に3つの作業をやっているんです。
それは、話を聞くのが大変ですよね。
しかも、男性は、モノタスクといわれ、1つのことに集中するのは得意だけれど、複数のことを同時にするのは苦手とされています。
つまり、ただでさえ複数のことを同時にやるのが苦手なのに、彼女の話を聞くときは、3つのことを同時にやっているので、疲れてしまうんです。
ちなみに、アドバイスや問題の解決方法を考えるのは、考えるあなたも大変だし、それを言われる彼女も上から目線で言われているように感じるので、嫌な気持ちになることがあります。
あなたも、せっかく彼女にアドバイスしたのに、聞き入れてもらえず嫌な雰囲気になったことがありませんか?
他にも、「彼女が正しいか判断しながら聞いているとき」、「彼女を変えようとして聞いているとき」も同じです。
例えば、彼女が仕事で「他の部署の人とちょっと雑談してただけで怒られてムカついた」と言ったとします。
このとき、彼女の話を聞いて、状況を分析して、「それは雑談しているキミが良くないよ」と正しさで判断したり、「To Doリストを作って、やることを明確にすれば彼女の雑談はなくなるかも」と彼女を変える方法を考えると思います。
しかし、彼女は「雑談もコミュニケーションを円滑にする手段」と考えているかもしれません。
この場合、あなたが正しいと思っている事と、彼女が正しいと思っていることが「対立」してしまいます。
まとめると、彼女を評価したり、彼女を変えようとしているときは、3つのことを同時にやっているだけでなく、あなたは「対立」する彼女の話を聞くのがストレスに感じ、彼女はそんなストレスを感じているあなたにストレスを感じるので、お互いに疲れてしまうんです。
また、「彼女の話を決めつけて聞くこと」も同じ理由で疲れます。
彼女の話を聞ききながら、
- またこの話か・・・
- なんて言えば早く話が終わるかな
- 〇〇すればいいのに何でやらないんだろ
など、また彼女は同じ話だから聞かなくていいやと決めつけて、あなたの意見を考えていませんか?
このときも、彼女の話を聞きながら、内容がいつもと同じか判断して、自分の意見を考えるという3つのことを同時にしているので疲れてしまうんです。
彼女の話を聞きながら彼女を受け入れようとすると疲れる
彼女の話を聞くとき、次のようなことを意識していませんか?
- 彼女の立場になろうとする
- マイナスの感情を受け止めようとする
多くの方は小さいころから、「相手の立場で考えよう」と言われることが多くあったと思います。
だから、一生懸命に辛い話をする彼女の立場になろうとしたり、彼女の辛さを一緒に感じてあげようとしますよね。
しかし、一生懸命に彼女のことを想って聞いた結果、あなたも心が苦しくなってしまい、彼女の話が終わるころには、彼女もあなたも心がドンヨリしていることがあると思います。
あなたの心が苦しくなるのは、誰だってネガティブな感情を受け止めるのは大変だからです。
テレビのニュースが分かりやすい例で、スポーツ選手が活躍する話を聞くと気分が良いのに、事故や事件といったネガティブな話題ばかり聞くと、気分も落ち込んできますよね。
しかも、いっけん彼女の辛い立場に立って、同じ辛さをわかってあげることは、彼女想いの行動に感じますが、実は彼女のためになれていないことが多いんです。
なぜなら、辛い話をした彼女からすると、自分が話したことで彼氏にも辛い想いをさせてしまったと感じて、話したことを後悔することがあるからです。
つまり、彼女の立場になったり、辛い気持ちを分かってあげることは、わざわざ疲れる聞き方をしているのに、彼女に話したことを後悔させてしまうので、誰のためにもならない話の聞き方なんです。
カウンセリングで使われる「傾聴」が疲れる理由
カウンセリングで使われる方法として、「傾聴(けいちょう)」があります。
傾聴は、受容・共感・無条件の肯定という3つのポイントを押さえた聞き方です。
傾聴は、彼女と楽しい会話や何気ない会話で使う時は、仲を深めるのに効果的ですが、重い話やネガティブな話でも使うと、疲れてしまう話の聞き方なんです。
傾聴のそれぞれの要素をカンタンに言い換えると、
- 受容:相手のことを受け入れる
- 共感:相手の気持ちを分かろうとする
- 無条件の肯定:相手の意見をすべて認める
となります。
ここまででカンの良い方は、気づいているかもしれませんが、
傾聴の「受容」と「共感」が心を疲れさせる聞き方になっているんです。
先ほど紹介した「彼女の話を聞くのが疲れる理由」の中に、「マイナスの感情を受け止めようとする」と「彼女の立場になろうとする」がありましたよね。
つまり、
- マイナスの感情を受け止めようとする=受容
- 相手の立場になろうとする=共感
となります。
だから、カウンセリング使われる傾聴を使って聞くと、疲れてしまうんです。
彼女の話を聴いても疲れない聴き方-AH(アティテューディナル ヒーリング)-
ここまでで、彼女の話を聞いて疲れてしまう理由をお伝えしてきましたが、一番知りたいのは、「彼女の話を聞いても疲れない方法」ですよね。
ここでは、精神科医がカウンセリングで使っている「人の話を聞いても疲れない方法」を紹介します。
ここで紹介する方法は、彼女の話を聞いても疲れないだけでなく、あなたの心も彼女の心も癒される魔法のような方法です。(怪しい方法ではありません笑)
その方法とは、AH(アティテューディナル ヒーリング)の聴き方です。
少し小難しい話になりますが、AHの聴き方は、対人関係療法という精神療法に似た話の聴き方で、精神科医(慶応義塾大学医学部非常勤講師)で元衆議院議員の水島広子先生が実際のカウンセリングで使っている方法です。
水島広子先生は、対人関係療法をアメリカから日本に導入した第一人者であり、ワークショップの開催など、AHの聴き方を広める活動をされています。
ちなみに、このワークショップに参加した人の中には、次のような変化が日常生活でありました。
- 愚痴を言ったり、人のせいばかりにする母親との関係が回復した方
- みんなに話をして自分が受け止めてもらえたと感じた方
- みんなで話している空間があたたかく感じたという方
- 辛い話を聞いたのに、穏やかな気持ちでいて良いのか戸惑いがある方
(➡本来は辛い話も穏やかに聴いて良い)
AHの聴き方は、カンタンにできるので、誰でもすぐにできます。
僕も、水島先生の本を読んですぐに実践できました。
それまでは彼女と口論になって、お互いに嫌な思いをしていた状況でも、彼女の話にイライラすることなく、落ち着いて話を聞くことが出来ました。
そして普段でも、彼女との会話で嫌な思いをすることが減り、すごく気楽に彼女と会話が出来るようになりました。
具体的な方法を解説する前に、メリットから解説した方が理解しやすいので、まずはAHのメリットから紹介しますね。
AHで彼女の話を聞いても疲れない理由
AH(アティテューディナル ヒーリング)の聴き方が疲れない理由は、最初に紹介した疲れる聞き方を1つもしないからです。
- 彼女にアドバイスをしようとする
- 彼女の問題を解決しようとする
- 彼女が正しいか判断しようとする
- 彼女を変えようとする
- 彼女の話を決めつけている
- 彼女の立場になろうとする
- マイナスの感情を受け止めようとする
これらの全てをしないので、彼女の話を聴いても疲れません。
AHの聴き方を極端に言えば、彼女の話を聴くときに「何も考えない方法」とも言えます。
AHでネガティブな彼女が自然に変わり、ネガティブな話をする時間も短くなる理由
先ほどのAHのワークショップに参加した方の中には、「愚痴を言ったり、人のせいばかりにする母親との関係が回復した方」がいましたよね。
もしあなたの彼女が、ずっと愚痴ばかり、誰かのせいにする話ばかりしていても、あなたがAHの聴き方に変わることで彼女は自然と変わることができます。
そのためにも、まずは「なぜ人の話は長くなるのか?」を知っていただければと思います。
話が長くなる原因が分かれば、原因を解決することで話は短くなります。
話が長くなる理由
- 彼女の話が嫌になり早く切り上げようとするから
- 彼女の話をあなたなりの考えで「まとめ」てしまうから
- あなたが的外れなアドバイスをするから
話が長くなる理由として、この3つが考えられます。
なぜなら、多くの人が
- 話を切り上げられそうになると不安を感じて更に話し、相手をつなぎとめようとします
- 相手に話を「まとめ」られると自分の意見がうまく伝わっていないと感じ更に話そうとします
- 的外れなアドバイスをされると分かってもらえていないと感じて更に話そうとします
つまり、これらを回避すれば、話は短くなります。
AHの聴き方では、話を切り上げようとすることも、まとめることも、アドバイスもしないので、彼女の話は短くなります。
人は誰でも自分で前に進む力を持っている
AHの聴き方で彼女が変われる理由は、人が本来持っている性質を利用するからです。
人が持つ性質とは、「誰でも自分が安全な環境にいると分かれば自力で前に進むことが出来る」というものです。
あなたはこんな経験がありませんか?
彼女に「こんなときどうしたらいいかな?」と聞かれて、せっかくアドバイスしたのに、結局彼女が自分で考えた方法に決めてしまった。
例えば僕の例ですが、彼女が遠くに住む友達と遊ぶことになり、「どんなお土産を持っていけばいいかな?」と聞いてきました。
僕は、「□□のお菓子がいいんじゃない?」と案を出しました。
しかし、彼女は気に入らず、結局自分で考えて「△△にする!」と決めました。
このような状況では、「それなら最初から聞かずに自分で決めてくれればいいのに」と思ってしまいますよね。
しかし、彼女は僕に相談にのってもらえたことで安心できたので、自分で前に進む(お土産を決める)ことが出来たんです。
あなたがAHの聴き方をすれば、彼女に安心を与えるので、彼女も自分で問題を解決できるようになり、愚痴などネガティブなことばかりの現状を彼女自身で変えていくことが出来ます。
つまり、あなたがAHの聴き方に変わることで彼女も変わることができます。
AHの聞き方であなたも彼女も癒される理由
いまあなたが彼女の話を聞くのが嫌になっている状況で、「彼女の話を聞くことで、あなたの心も彼女の心も癒される方法があります!」と言われても、普通は信じれないと思います。
しかし、AHの聴き方は、ヨガや瞑想で重要視されている「今この瞬間に集中する」というポイントを押さえているので、あなたの心も彼女の心も癒されるんです。
なぜなら、「今に集中する」ということは、過去にも未来にも翻弄(ほんろう)されないからです。
言い換えれば、過去や未来に関する雑念(不安など)に心が乱されなくなります。
例えば、彼女の話を聞きながら、次のような雑念を感じていませんか?
- またこの前と同じ話か・・・
- ゲームしたいから早く話が終わらないかな
- 明日も仕事だからはやく寝たいな
あなたがAHの聴き方をすると、「いま目の前で話している彼女」に集中するので、雑念(不安や面倒くさい気持ちなど)がなくなります。
雑念が消えれば、残るのは人間がもともと持っている穏やかな気持ちです。
だから、そんな心が穏やかな彼氏に話を聞いてもらえる彼女は、安心して話すことができるので心が癒されるんです。
この癒される感覚は、実際に経験してみると、「あ、そういうことか」とより深くわかるので、次に紹介するAHの方法を試してみてくださいね。
AHの方法
AHの聴き方でやることは「3つだけ」です。
- 無条件に彼女を肯定する
- いま話してくれている目の前の彼女の「存在」に集中する
- 自分の思考(雑念)が浮かんだら頭の中で脇(わき)に置く
少し難しい言い方になっていますが、カンタンに言うと次のようになります。
彼女の全てを認める気持ちで、話してくれている彼女に向き合って、自分の考えが浮かんだら頭の中で脇に置く。
例えば、彼女の話を聞いているときに、次のような色んな雑念が浮かぶと思いますが、全て脇に置いてくださいね。
- もっと〇〇すればいいのに、と思ったら脇に置く
- □□をすれば解決できるな、と思ったら脇に置く
- そんなことがあれば辛くなっちゃうよな、と思ったら脇に置く
- その状況なら彼女が怒るのもしょうがない、と思ったら脇に置く
- またこの前と同じ話か、と思ったら脇に置く
話を聞くときに相槌(あいづち)はしますが、とにかくあなたの頭の中に浮かんだ考えは、とりあえず脇に置いて、話している彼女の「存在」に集中してください。
たまに、考えが浮かんできたときに、「考えることはいけない!」と思って「考えないようにしよう」と考えてしまうこともありますが、これも雑念です。
考えが浮かんでくることはしょうがないので、そんな自分を責めずに、軽い気持ちで頭の中で「ヨイショッ」っと浮かんだことを脇に置いてくださいね。
AHの聴き方は、これだけです。
カンタンにできると思いませんか?
ちなみに、AHの聴き方を彼女との関係に応用すれば、彼女との日常生活も良くなります。
AHを応用すれば彼女との日常に疲れることがなくなる
AHの聞き方のポイントは、彼女を認めて、現在に集中して、雑念を脇に置くことです。
これらを日常に利用すれば、彼女との関係も良くなります。
例えば、こんなとき彼女に疲れてしまうことはありませんか?
- 彼女がイライラしているとき
- 彼女があなたに当たってくるとき
- 彼女と口論になったとき
このような状況は些細な原因から生じることが多いですが、それでも疲れてしまいますよね。
しかし、彼女が何を言おうと、何をしてこようと、彼女を認めて、彼女の現状に集中し、嫌なことを思っても頭の中で脇に置いておく。
これだけで、あなたが彼女にイライラしたり、彼女に疲れることが減ってきます。
ぜひやってみてくださいね、と言いたいところですが、実は、AHの聴き方をしていると、自然と日常へ応用できてしまいます。
なので、まずはAHの聴き方を試していただければと思います。
「日常の様々な場面で利用できるAH」と「オススメ本」
AHの聴き方さえ身につけてしまえば、彼女との関係だけでなく、家族、職場、友人関係、初対面の人との会話など、あらゆる場面でストレスが減り、人間関係が楽になります。
例えば、
- 自虐的な話ばかりされるとき
- 愚痴を聞かされるとき
- イヤなことを言われたとき
- イヤな人と話すとき
- ムカッとしてしまうとき
- 重い話で相手の立場になれないとき
- 自慢話をされるとき
など、あらゆる人と、あらゆる状況の会話に利用できます。
もしこれらの方法を知りたい方や、AHの方法をもっとく詳し知りたい方は、最初に紹介した精神科医の水島広子先生がAHの聴き方をマンガで分かりやすく解説した本があるので読んでみてくださいね。
たった1300円程度で、あなたは彼女だけでなく、周りの人との関係を良くする方法も手にすることができます。
もし現在、彼女との関係にストレスを感じてお菓子やたばこ、ビールなどに1300円を使っているなら、この本に投資した方が、あなたと彼女の日常は良くなるはずです。
(マンガ形式で分かりやすいので、普段から本を読まない方も気軽に読めるようになっています)
とくに彼女との関係がこれ以上悪化すると別れるかも・・・と不安な方は、今すぐ読んでみてくださいね。
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参考
細川 貂々 (著)、水島 広子 (著)、やっぱり、それでいい。: 人の話を聞くストレスが自分の癒しに変わる方法、創元社、2018/11/8